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慶應

メディアセンター研修会: 2003

第1回メディアセンター研究発表会

日時:2003年11月21日 (金) 13:30~17:00
場所:慶應義塾大学三田キャンパス 北館4階会議室

プログラム

開会の挨拶

メディアセンター所長 細野公男

各委員会報告の部
  全塾パブリックサービス事務連絡会 風間 茂彦(前主査)
  CUO活動報告 田邊 稔(CUO委員)
  全塾図書担当者委員会 木藤 るい(主査)
  目録ワーキンググループ 片桐 裕恵(委員)
  全塾雑誌担当者委員会 山田 雅子(主査)
  全塾データベース委員会 市古 みどり(主査)
  リソースシェアリング委員会 長友 千代美(委員)
質疑応答
研究発表の部
1

日本石炭産業関連資料コレクションのデジタル化と目録データベース- 石炭プロジェクト活動報告-

概要:2001年秋から2年間にわたって活動した三田メディアセンターにおける石炭プロジェクト成果報告を行った。 プロジェクトの一環として参加した国際鉱山歴史会議の報告と、本プロジェクトの2大アウトプットである自動プレゼンテーションと目録データベースについて発表した。
  自動プレゼンテーションは、三田メディアセンターが所蔵する日本石炭産業関連資料コレクションの概要およびコレクションを使ってどのような研究が可能になるのかという研究事例を紹介している。 プレゼンテーション作成では、シナリオ作成に始まり、資料のデジタル化、関連資料・写真の収集、一次資料調査等、多岐にわたる作業を経験した。 目録データベースは、一次資料のデジタル化・フルテキスト表示などを盛り込んでおり、アーカイブと研究を結びつける手段として構築を試みている。
  これらの作成に関わる一連の作業内容および成果を発表した。

岡本 聖(三田メディアセンター)
三宅 薫子(三田メディアセンター)
2

慶應義塾大学医学部研究業績データベースについて- 大学図書館の研究支援活動の一環として-

概要:大学では数多くの業績が生み出され、これらの業績は学術情報として新たな研究に貢献している。 特に規模の大きな大学であれば、業績情報の数も、それに対する需要も多い。 大学の研究支援活動の一環として、業績情報の収集・管理が強く望まれている。 当発表では慶應義塾大学医学部が作成・管理・運営している「研究業績データベース」を紹介した。 本業務はメディアセンターが主体となって行われており、大学図書館で行う新しい研究支援の形として紹介した。

川崎 直子(医学メディアセンター)
3

「人事交流」に想う -メディアセンターへ異動してきて -

概要:私達2人は、「人事交流」の一環として、今年の6月に事務系からメディアセンターへと異動してきた。 それぞれが、今までとは全く違った職場環境の中で、日々の業務を通じて、卒直に思ったこと、感じたことを互いに話し合ってみた。 その上で、メディアセンターと事務系での仕事への取り組み方、学生・教員への対応、様々な考え方の相違点など、思うままに気が付いたこと、感じたことを報告した。 その中での、「人事交流」とはなんだろう?という問いを、今後のメディアセンター全体の問題として投げかけたい。

詫摩 典子(湘南藤沢メディアセンター)
園原 麻里(医学メディアセンター)
4

図書館Webサービスの現状と今後の展開

概要:現在、図書館サービスを効率的に提供するために、ホームページの存在は欠かせないものとなってきているが、 ホームページの維持、運用にはかなりの労力がかかり、予算、人手、技術面において必ずしも十分とはいえないと考えられる。 現在のメディアセンターのホームページの見直し、他大学図書館のホームページの調査を通じて、より効率的な運用方法と、 質の高いWebサービスを提供するための手段を提案した。

<方法>
国内他大学図書館へのアンケートを実施し、運用方法・ホームページ構成・サービス等について調査を行った。
海外有名大学図書館ホームページの調査を行った。

上記2つの調査を元に現在のメディアセンターホームページについて内容、運用両面から見直しを行い、問題点を整理した。 また今後Web上で展開できる新たなサービスについて述べた。

田中 真紀(メディアセンター本部)
吉井 由希子(理工学メディアセンター)
5

日吉メディアセンターの企画・展示の変遷

概要:三田や医学メディアセンターのように、通常利用者の目に触れることのない貴重書や出版物以外の資料を紹介するのが、 大学図書館内の展示スペース活用法の1つであるが、日吉メディアセンターはこのような資料は収集対象ではない。
  日吉は高校から進学してくる、学部の1,2年生が在籍するキャンパスであるため、学生の関心分野を広げ、 蔵書への興味を持たせて、図書館の利用につなげることが展示の目的となっている。 学部が多岐に渡るので取りあげるテーマが偏らないことのほか、ライブラリーシアターや学内の行事との関連づけなど様々な工夫が行われてきた。 最近では図書館外の部署、学生との共同企画や、「図書館利用マナー」広報をテーマとするなど蔵書紹介を離れた試みも始めている。
  80年代後半に展示、上映、講演をトータルに企画した頃からの豊富な記録をもとに、バラエティーに富んだ日吉の企画展示の変遷を紹介した。 また、告知方法を始めとする、今後の可能性についても提示した。

山田 摩耶(日吉メディアセンター)
小澤 ゆかり(日吉メディアセンター)
質疑応答

会場の様子