開催形式:Zoomウェビナーと三田キャンパス北館ホールでのハイフレックス形式
Open AI の ChatGPT が一般向けに公開されて以来、この生成 AI の話題を耳にしない日はない と言ってよいほど社会の大きな関心事となっています。その精度と性能の高さを驚きとともに迎えつつ、教育現場では学習・研究活動にどう活用すべきか、どのような影響があるのかが広く議論されています。
各大学がその対応方針を打ち出すなか、慶應義塾大学では 5 月 15 日に「ChatGPT 等生成AIの利用について」(https://www.students.keio.ac.jp/com/class/registration/chatgpt.html) が公開されました。授業や実験等の場では担当教員が示す方針のもとで適切に利用されることが求められています。
図書館では利用者の情報検索や収集・整理の相談に乗るレファレンスサービスやレポート・論文の書き方サポートなどの学習支援を積極的に行っていますが、こういった業務にも今後 AI が浸透してくるのは必然と考えられます。また、業務基盤となる図書館システムや電子資源のプラットフォームなどにも AI が組み込まれ、機能の拡張が図られていくことでしょう。その便利さに期待がふくらむ一方、まだ信頼性は万全とは言えません。
本研修では、このような AI の特徴や可能性を知り、図書館にとって有益な面、注意すべき点などの理解を深めることを目的とします。また、それによって図書館が影響を受け、変わっていくのであれば、次世代の新しい図書館を運営する私たちはどのような知識を身に着け、どのような役割を果たしていくべきなのかを考える機会としたいと思います。
13:30- | 事務連絡 | ||
13:35- | 開会挨拶 | 常任理事(メディアセンター担当) 松浦良充 | |
13:45- |
講演(1) 生成 AI の仕組みとその可能性 | 文学部図書館・情報学専攻教授 岸田和明 | 資料20-1 |
14:30- | 講演(2) 教育・研究活動における AI の活用 |
システムデザイン・マネジメント研究科教授 |
資料20-2 |
15:15- | 休憩 | ||
15:30- | 講演(3) Top Tech Trends to Attract and Fulfill User Expectations | クラリベイト・アナリティクス・ジャパン株式会社 佐藤嘉能 |
資料20-3 |
16:15- | 講評 | メディアセンター所長 須田伸一 | |
16:25- | 閉会挨拶 | メディアセンター本部事務長 関秀行 |