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慶應

日吉メディアセンター(日吉図書館)
Hiyoshi Media Center (Hiyoshi Library)

教員のオススメ本

日吉図書館で、毎年春に新入生に向けた教員のオススメ本を展示しています。ぜひご覧ください。

法学部 横山千晶先生のオススメ本

undefined 1)自己紹介
2017年の10月から日吉メディアセンターのセンター長を務めています。法学部では英語とイギリス地域文化論、そして身体知・映像クラスを教えています。毎週火曜日の夕方には中区の石川町で、小さな居場所「カドベヤで過ごす火曜日」を開催して、地元の人々と小さな、頑張らないコミュニティづくりの実験を行っています。
2)ご専門は?
19世紀イギリスの文学と文化が専門です。最近では19世紀の半ばから始まった労働者の教育について調べてます。それ以外にも19世紀のイギリスではじまったコミュニティづくりも研究テーマです。
3)どんな学生でしたか?
結構表面的にはまじめだったかな。基本的に授業は欠席せずに出ていました。どんな授業でも学び取ることはあると信じて出ていましたが、やっぱり本当に退屈な授業もたっくさんありました(笑)。そんな時は小説や映画の部分やワンシーンを創作したりして過ごしていました。実際に今自分が授業をやっていると、やはり教員が楽しいと思って教えているとその「熱さ」は伝わるものだな、と感じています。なので、「楽しいと思うこと」を「どうして楽しいのか」が伝わるような授業づくりに努めています。そうしないと自分も楽しくないから。あとは図書館は本当に好きでした。いまの三田の旧図書館が私たちにとっての「図書館」でした。勉強に励むというより、あの建物の中にいることが幸せでした。
4)休日の過ごし方
たまった洗濯をしたり、晴れていたら必ず布団を干します。スーパーに行ってゆっくり最近の商品を見るのも好き。とりあえず、午前中は何でもないことをとことん味わって過ごすのが私の休日の過ごし方です。
5)塾生に一言
大学は勉強するだけのところじゃない。本当にいろいろな催し物が毎日たくさん開催されています。そのすべてに首を突っ込んでいたらいくつ体が合っても足りないぐらいだけれど、せっかくだから大学が提供するものをとことん楽しんでみたらどうでしょう。図書館もただ本を借りて読むだけの場所じゃありません。最近はビブリオバトルなど、たくさんの企画が目白押しです。また、図書館でこんな企画をやってみたい、というアイディアがある方はぜひとも教えてください。

 

経済学部 戸瀬信之先生のオススメ本

1)自己紹介
経済学部で数学を教えています。実は、学部生、修士の6年間日吉に住んでいました。去年取り壊された日吉台学生ハイツから駒場と本郷に通っていましたが、周りは慶應の学生ばかりでした。修士1年の春にマクドナルドが日吉にできましたが、週末の食事がすごく改善されたのを覚えています。それ以外に文具店と とんかつの三田が当時から同じ場所に店を構えていましたが、文具店はつい最近移転しました。
2)ご専門は?
数学、主に代数解析的な手法によって偏微分方程式を研究しています。
3)どんな学生でしたか?
中学生、高校生の時代はよく岩波新書を読んでいました。学部時代は物理学研究会という数学と物理を一緒に勉強するサークルに入っていました。学生時代のアルバイトはもっぱら数学、物理の家庭教師で、東大数学科の学生ということで大変おいしい仕事が多かったです。
4)休日の過ごし方
最近は休日も大学にきて、本を読んだり、次の週の講義の準備をしたりしています。天候と体調がいいときは、たまに登山にでかけます。好きなのは丹沢の山です。時間があるときはクラシックのCD、特にJ.S. Bach などを聴いています(実はCDを収集するのが趣味と言ってもいいくらいです)。
5)塾生に一言
なにごとも継続が大事です。一夜漬けは一夜漬けでしかなく、短時間に身につけたものはあっという間に抜け落ちます。数学はその最たるものといえましょう。

 

商学部 上村佳孝先生のオススメ本

1)自己紹介
小さいころから昆虫や魚をつかまえるのが好きでした。そのまま大人になりました。
2)ご専門は?​
進化生物学です。交尾器の形はなぜ多様化するのか、なぜ速く進化するのか、主に昆虫を対象に研究しています。詳しくは拙著『昆虫の交尾は、味わい深い…。』(岩波科学ライブラリー)をご覧ください。
3)どんな学生でしたか?
野山を徘徊していました。早く自分で研究をしてみたくて、大学2年生の時から、動物生態学の研究室に出入りしていました。サークルには入らず、バイトもほとんどしませんでした。
4)休日の過ごし方
(周りの皆さんに迷惑をかけながら)平日と休日、家と職場とフィールド、あまりメリハリをつけずに、常にダラダラと全力を出さずに研究をしている感じです。(「全力で頑張る」なんてセリフを簡単に言う人はあまり信用していません。)
5)塾生に一言
遺伝子の力はおそろしく、ヒトそれぞれ、努力ではどうしようもならない「得意な事と不得手な事」があると感じています。「好きな事を仕事にできるよう」、就職して忙しくなる前に、本当に自分の得意なことを見つけて欲しいです。

 

【読書推進】教員のオススメ本2018

教員のオススメ本 2018

日時:2018年3月27日~5月26日
場所:日吉図書館1階新着棚前
オススメ本一覧