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慶應

湘南藤沢メディアセンター
Shonan Fujisawa Media Center

メディアセンターフレンズ活動記録

きみはSFCを知っているか? / Do you know SFC? (2012年10月)

メディアセンターフレンズの活動としてMMLSを利用した研究会展示企画を下記のとおり行います。


内容:古石篤子研究会展示
期間:10/15(月)~10/26(金)
場所:メディアセンター内 MMLSおよびイベントスペース

フレンズの活動は2011年秋学期からスタートしており、初めての具体的な活動となります。今回は企画立案・準備・運営まで全てを担っています。

第1回はSFCの多言語主義にも触れることができる古石篤子先生の研究会展示です。この展示をMMLSで行うことにより、国際的な交流を促すことを狙いとしています。また研究成果に触れることで利用者(来訪者)と展示物を介したコミュニケーションを生み出したいと考えています。

是非メディアセンター2FのMMLSにお越しください。多くの方のご来訪をお待ちしております。

◇展示企画書

今回の展示はメディアセンター・フレンズの2名が作成した提案企画書をもとに準備しています。立案された内容をメディアセンター所長およびスタッフと話し合いをしたうえで実施しています。

MMLSでの研究会展示実施企画書234

古石篤子研究会展示企画書23

◇古石篤子研究会展示品

➀ポスター展示

 2010年秋学期に横浜市立つつじが丘小学校で行った「多言語活動」に関するポスター(2枚)、研究会合同説明会ポスター、社会言語科学会ポスター、古石篤子研究会ポスター

②iPad(2台)

・古石研究会の思い出の写真を、スライドショーで公開します。皆の素顔が見られます。
・古石研(1)のメンバー、足立博史さんの「英語を学ぶ方法を学ぶサイト eigo-manabu.jp」がいつでも見られます。

③展示品

・つつじが丘小学校での多言語活動で使用した教材を展示します(スケッチブック3冊)。
・これまでの古石研究会の論集、卒業論文、優秀論文などを展示します。
・慶應義塾大学外国語教育研究センター発行、『複言語主義のすすめガイドブック』を展示。
・古石研(1)のメンバー、遠藤忍さんが多言語翻訳プロジェクトのまとめ役を担当していた『prayforjapan』の展示をします。

④動画(MMLSに設置した大型モニター)

・つつじが丘小学校での多言語活動の様子(フランス語、中国語、朝鮮語=韓国語、日本手話)を映像で流します。
・古石研(1)卒業生、宮島昇平さんの、カナダでのロシア人一家と彼らを取り巻くロシア人コミュニティーのドキュメンタリー映画『アレックスとサーシャのはざまで』※を放映します。

※「Between Alex and Sasha」 https://sites.google.com/site/betweenalexandsasha/

◇古石篤子研究会イベント

MMLSで、古石研究会の授業が一般公開されます。

・10月16日(火)5限 古石研究会(1) 遠藤忍さん担当(enshino研)
・10月18日(木)5限 古石研究会(2) 古石篤子先生担当
・10月23日(火)5限 古石研究会(1) 古石篤子先生担当
・10月25日(木)5限 古石研究会(2) 古石篤子先生担当
 
この他、古石研(2)の朗読会のイベントも追加される予定です。

Media Center Jack - 筧康明研究会展示「usual unusual」(2013年1月)

メディアセンターフレンズの活動として研究会展示企画"Media Center Jack"を下記のとおり行います。

メディアセンターフレンズの研究会企画展示第2弾です。前回同様、企画立案・準備・運営まで全てをフレンズ学生が担っています。

第2回は「実世界情報環境デザイン」のコンセプトで活動を行っている筧康明准教授の研究会による作品展示です。展示テーマ「usual unusual」には"普段とはちょっと違ったモノ達"という意味が込められています。実世界にあるモノに情報(デバイス)を埋め込むことで、今まで知らなかったモノの新しい側面を浮き上がらせることができる、そんな展示を目指しています。

作品展示はMMLSを大胆に配置替えして行われます。筧研究会のインタラクティブメディア、メディアアートは、利用者(来訪者)と展示物を介したコミュニケーションに繋がるものです。どうぞご期待ください。

◇展示企画書

この展示はメディアセンター・フレンズが作成した提案企画書をもとに準備しています。立案された内容をメディアセンター所長およびスタッフと話し合いをしたうえで実施しています。

筧康明研究会展示企画書2345

◇筧康明研究会について

 筧康明研究室(xlab)では、「リアリティのデザイン」を主な研究テーマとしています。物質で構成される物理世界と、コンピュータの情報により構成されるデジタル世界とを掛け合わせ、新たなリアルワールドを構成します。このために、日常の中の道具や人間の機能を拡張し、人と人、人と環境とのコミュニケーションを促すメディアを、実際の「体験」として生み出します。これらは、テクノロジーとアートの両方の側面を持つ取り組みです。

◇テーマ 「usual unusual」 について

今回の展示では、「usual unusual」というテーマを設定しました。普段当たり前のように私たちの目の前に存在するモノの中に、いつもはあまり意識しない特性・状況・現象を見出し、それをデジタルメディアを通して拡張・変換することで、「いつもとは少し違う」体験を創りました。これらのメディアから、日常への新たな気付きや、次の日常生活のイメージを紡いでいただければ幸いです。

◇筧康明研究会展示品

➀ポスター、タペストリー展示

usual unusual の内容説明ポスター、展示作品紹介ポスター、筧康明研究会紹介用タベストリー

②iPad(2台)

・iPad 1 :筧研究会の作品動画をランダムに再生します
・iPad 2 :筧研究室の日常的な風景を動画で再生します

③展示作品

・TECHTILE Toolkit
Web: http://www.techtile.org/
空の紙コップに、何かモノが入っているような気がする。バドミントンラケットで実際には打っていないシャトルの感触を味わう。TECHTILE toolkit は、マイクロフォンや振動子を身の回りのモノや身体に取り付けることで、様々な触感を手軽に変換、拡張・伝達することができるツールです。触感を楽しむ、新たな表現分野の開拓を目指しています。

・dePENd ・・・ 山岡潤一、筧康明 / 2012年
紙の上に、ペンを乗せてみてください。いつもは人によって紙の上に動かされるペンが、ここでは自ら動き出し、人の手を誘います。
このテーブルは、天板の裏の磁石の位置をXY ステージとコンピュータで制御することで、ペン先を吸着し、筆記時の動きを制御します。紙に描いた筆跡を記録し、任意の場所に複製したり、フリーハンドで正確な円や直線を描画するなど、新たな描画/筆記体験を紙上で実現します。

・tamable looper ・・・ 河野通就、筧康明 / 2012年
WEB: http://www.xlab.sfc.keio.ac.jp/?page_id=407 (リンク切れ)
動 画: http://vimeo.com/42176492#
何の変哲も無い磁力球が連なって、あたかもシャクトリムシのように動き回ります。
一般に、磁石は引力と斥力の双方向の力を有しています。
さらに、球形の磁石を複数個接続した磁力球群においては、各々の間で働く引力により形成された 群を維持し、さらに柔軟で滑らかな変形が可能になります。
本作品では、外部のアレイ状に配置された電磁石から磁力を段階的に与え、制御することで、生物のような移動や変形を実現しました。素材としての磁石が潜在的に保有している隠れた性質をデジタル技術を用いることによって引き出し、新たな表現を生み出します。

・through the looking glass ・・・ 筧康明、苗村健 / 2004年
目の前にある実物の鏡、そこにはいつもの自分自身の姿が見えるでしょう。マレットをディスプレイの上に置くと、ゲームが始まります。とても単純なホッケーゲームですが、その対戦相手はあなた自身です。敵・味方に分かれて、自分自身とのインタラクションを体験してください。

・Form-to-Form ・・・ 木村優作、筧康明 / 2013年
日常的によく用いられるビニール袋。本作品では、そのビニール袋の群に膨張/収縮という動きを与えます。端にある棒を傾けてみて下さい。袋は膨張を始めます。そしてまた棒を元の位置に戻すと袋は収縮し始めます。
本作品ではセンサ等の特殊な回路を用いることなく、一定速度で回転するファンとテーブル面の隙間の関係を変えるだけで、袋はその形を変え、普段の印象とは違うさまざまな表情を見せてくれます。

・Open-Close-Open ・・・ 阿部広太郎、筧康明 / 2013年
Open-Close-Open は、我々が五感で感じ取ることのない、確かにそこにあるモノを意識化するプロジェクトです。
3・11以降、突如その存在をあらわにしてきた「放射線」。本作品ではテーブル上に置かれるガイガーカウンターにて放射線が検出されるたび、その上に吊るされた電球が明滅します。
また、PC に内蔵されたカメラは、その瞬間シャッターを切り、写真をネットワーク上にアップロードし続けます。これらのメディアを介して、我々は何を感じ取ることができるでしょうか。