引用・参考文献の基礎
Step 1: 引用する
★どこからどこが引用の範囲かを明確にする
引用とは
「自分の論のよりどころなどを補足し、説明、証明するために、他人の文章や事例または古人の言を引くこと。」(日本国語大辞典 第2版)
研究論文では以下も重要
・他人の研究結果やアイデアを参照した文献
・引用しなくても参考にした文献
インターネット上の情報の引用
・情報の信頼性を評価する 「誰が」「いつ」「何を元に」書いた情報か?
・Wikipediaの記事を学術的なレポートに引用する場合は、他の信頼できる情報源(専門百科事典やハンドブックなど)を同時に参照し、軽率な引用は避ける。
★正確に引用する
・細かく規定された、ルール(スタイル)がある。学問分野や学会などによってスタイルは異なる。
・スタイルの指定がない場合でも、一定のルールに則り記述しなければならない。
★孫引きはダメ
○○は「・・・」と述べている。
という文章を見つけて引用したいと思った時、原典を読まずに同じ内容を引用してはいけない。
引用者の解釈や引用情報が間違っていることがある。必ず自分で確認したうえで引用する。
★適切な量の引用をする
・どこからどこまでが引用なのか、はっきりわかるように典拠を示して表わす。自分の文章と区別する。
・引用する文章は出典のとおり、正確に書く= 直接引用
・文章を要約した場合も出典を明示する= 間接引用
Step 2: 参考文献リストを作成する
★様々なスタイルがある→まずは先生に確認を!
★文献リスト作成に必要な情報を集める(日頃から!)
★スタイルの規則に従って文献情報を記述する
Step 3: 引用と参考文献を対応させる
★スタイルによって対応のさせ方も異なる
(番号で対応させる / 著者名、出版年等で対応させるetc…)
参考文献とは
本文を作成するにあたって、参考にした文献。
本文中で引用したものを引用文献とし、参照しただけのものを参考文献とするが、両者を総称して参考文献とする場合もあり。
引用ルールや参考文献リストの書き方
分野や学会によって様々あり、項目の記述順序、記号の使い方、文献の並べ方などが細かく規定されている。
ゼミや、論文の投稿先が指定したスタイルに従う。
参考文献リスト作成に必要な情報
文献を読んだときにはこれらの情報を必ず記録しておきましょう! 文献管理ツールも活用しましょう。
図書
著者名、書名、巻次、訳者名、版表示、出版地、出版者、出版年、総ページ
雑誌論文
著者名、掲載誌名、出版年、巻数、号数、該当ページ
ウェブページ
著者名、ウェブページの題名、ウェブサイトの名称、更新日付、入手先(入手日付)…など
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