The New Grove Dictionary of Music and Musicians,2nd ed.(2001), The New Grove dictionary of opera(1992),The New Grove dictionary of jazz,2nd ed.(2001),The Oxford Companion to Music(2002),The Oxford Dictionary of Music,2nd ed.,Rev (2006)などが横断検索できます。
世界各国の音楽図書館、アーカイブ、教会、研究所などの、楽譜や手稿類の所蔵情報がわかります。
Répertoire International des Sources Musicales (RISM) のA/I, A/IIと、B/Iのうち1500-1550を中心に収録したデータベースです。1600-1850年頃に作成された手稿の所蔵情報を検索できます。冊子体は三田旧館3階に配架されています。
RISM (The International Inventory of Musical Sources: 国際音楽資料目録) は、大きくA~Cのシリーズに分かれています。1800年以前の音楽資料について、「どの作品が世界のどの図書館にあるのか」を網羅することを試みた労作です。RISMの巻の構成は複雑であり、現在も出版中です。シリーズAに含まれるのは、一人の作曲家による楽譜の書誌情報と所蔵情報です。複数の作曲家による楽譜集はシリーズBに含まれます。配列は、作曲家の姓の順→出版年順になっています。RISM Onlineは主にA/IIを中心に収録したデータベースです。1600-1850年頃に作成された手稿の所蔵情報を検索できます。
Series A/I: Printed Music Series
1500年から1800年に出版された楽譜が対象。1巻から9巻までが本編、11巻から14巻までが補遺と正誤表、15巻が索引です。10巻は出版されていません。
Series A/II: Music Manuscripts(13th ed.) [三田:MRD@CD@282@1~F(1階メインカウンター)]
1600年以降に世に出た楽譜の手稿が対象。
シリーズBに含まれるのは楽譜(出版楽譜・手稿共)や音楽理論書、音楽関連文献です。複数の作曲家による出版楽譜は主にB/IとB/IIに含まれます。年代順に楽譜集の書誌情報が並び、それぞれの所蔵情報と、楽譜に含まれる作曲者と曲数が分かります。曲名については掲載されていないため、後述するHistorical sets, collected editions, and monuments of music: a guide to their contents等を検索する必要があります。
作曲家の項目には、最後に"Werke"として作品一覧が、"Literatur"として参考文献表があります。New Groveの"Editions, historical"にあたるのは、"Denkmäler und Gesamtausgaben"の項目です。"Gesamtausgaben"は作曲者順の全集の一覧であり、"Denkmäler"は「記念碑的音楽作品」の一覧になっています。