The New Grove dictionary of music and musiciansの初版（1980年）を翻訳・改訂したもので、主として日本に関する項目の追加・改訂が行われています。初版の翻訳のため、最新の情報はOxford Music Onlineを参照してください。日本語版では書誌・史料に関する項目を「別巻1：書誌・史料」、各項目末の"Bibliography"は「別巻2：参考文献」とし、日本語文献や新規に出版された重要な外国語文献を追加して再構成しています。原本の「手稿史料 sources」や「史料集成 historical editions」は「別巻1」に含まれています。

音楽事典の決定版ともいえる事典で、各項目はその分野の専門家によって書かれており、本一冊の分量になるものもあります。作曲家の項目には、作品一覧の"Works"、参考文献一覧の"Bibliography"があり、作曲家に関わる資料を一覧することが可能です。特に"Works"では作曲時期・初演年・出版年等もわかります。写本は"Sources"の項目に、学術版 (scholarly edition)あるいは校訂版(critical editions)といった史料集成はAppendixの"Editions(historical)"の項目に掲載されています。

人名編(Personenteil)17巻＋索引巻、主題編(Sachteil)9巻＋索引巻からなるドイツの著名な音楽事典です。楽譜検索の参考資料としても利用されています。作曲家の項目には、最後に"Werke"として作品一覧が、"Literatur"として参考文献表が収録されています。"Denkmäler und Gesamtausgaben"の項目がNew Groveの"Editions, historical"にあたります。"Gesamtausgaben"は作曲者順の全集の一覧で、"Denkmäler"は「記念碑的音楽作品」の一覧です。
MGG Onlineでは見出しのみ確認することができます。

フランスのLarousse社出版の原書の翻訳版になります。

コンパクトで使いやすい音楽事典です。各項目には主要文献表がついています。

西洋音楽のみならず、邦楽・民族音楽・大衆音楽を含む全分野の人名・理論・用語・楽器について解説しています。全6巻で、第6巻は欧文・和文索引にあたります。

『音楽大事典』の日本・東洋関係の項目を増補・改訂したもので、雅楽、能、現代邦楽などの日本音楽全般について解説しています。